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群馬県防災ヘリコプター事故殉職者四周年追悼式

群馬県防災ヘリコプター「はるな」墜落事故から四年が経ちました。
お亡くなりになられた9名の方々に衷心より哀悼の意を表しますとともに、ご遺族、関係者の皆さまにお悔やみを申し上げます。

事故から四年となった今日、墜落事故現場に近い渋峠の慰霊碑前にて、「群馬県防災ヘリコプター事故犠牲者四周年追悼式」が執り行われました。
ご遺族代表が述べられた言葉に、「この事故を風化させない」という強い思いがありました。
現在の群馬県防災航空隊は、先代機の名前を引き継いだ防災ヘリコプター「はるな」により、多くの命を救い、財産を守っていますが、その礎には、亡くなられた9名の隊員の遺志があることはいうまでもありません。大きな犠牲の上に成り立っている防災航空体制は、今後も決して忘れてはいけないことであり、引き継いでいかなければなりません。

これからも、県民、国民の生命と財産を守るという強い信念と使命感、そして必ず無事に全隊員が家に帰るという想い。
そしてその想いを今後も確実に未来へと紡いでいくことこそ、9名の遺志を引き継ぐことにつながると思っています。


『EVERYONE GOES HOME』
この言葉は、今年度航空隊に配属となられた岩﨑隊員が、所属元である渋川広域消防署の救助工作車製作に込められた想いであり、車輛に銘されています。
命を救うという崇高な仕事であるが故に、自らの命にも危険が及ぶかもしれない…。
そんな隊員が無事に帰ってくる、そんな当たり前のことが特別であるという矛盾。

私たちは忘れません。9名の隊員の当たり前が奪われたあの日のことを。

安らかにお眠りください。


今日の慰霊碑付近は夏の陽射しが届いていました。
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吾妻広域消防本部敷地内に建立された慰霊碑。
こちらには、同消防本部の6名の隊員の名前が刻まれています。
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群馬県消防学校敷地内の慰霊碑。
いずれの慰霊碑も、事故現場方向を向いて建立されています。
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二代目「はるな」が、群馬県防災航空センター(群馬へリポート)から初フライトを行った2021年1月6日。
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これからの群馬県防災航空隊ならびに、すべての防災航空隊、消防防災航空隊の安全運航をご祈念申し上げます。

by hiroline200G | 2022-08-10 20:52 | 群馬県防災航空隊

人との出逢いも自然との出逢いも一期一会。


by hiroline200G