平成22年7月25日(日)、埼玉県防災航空隊の防災ヘリコプター「あらかわ1」が埼玉県秩父市大滝のぶどう沢で山岳救助活動中に墜落、5名の方々が殉職されました。お亡くなりになられました方々に、衷心よりお悔やみを申し上げますとともに、ご家族関係者の皆さまにお悔やみとお見舞いを申し上げます。
埼玉県防災航空隊では、志半ばでお亡くなりになられた5名の方々のこれまでの任務を忘れることなく、この事故を教訓とする「安全」を最優先にした防災航空隊体制を確立し、埼玉県民と日本国民の生命と財産を24時間365日体制で活動にあたられています。
また、昨年8月10日に発生した群馬県防災航空隊・防災ヘリコプター「はるな」墜落事故においては、いち早く現場出動し、活動にあたられました。ここに、群馬県民として、そして群馬県防災航空隊を愛する者として、深く御礼申し上げる次第です。
本日は、慰霊と空の安全への誓いをするため、慰霊碑に献花させていただき、また、同隊のご厚情により、お線香をあげさせていただきました。
これからの空の安全を願い記事にさせていただきます。
慰霊碑までの道中、前方を走行する埼玉県防災航空隊の車両と遭遇。慰霊碑まで同行となりました。
慰霊碑への献花後、しばし同隊の山田所長とお話しさせていただきました。貴重なお話を伺うことができました。
その後、慰霊のため防災ヘリコプターが飛来。
JA03FD/アグスタウェストランドAW139/日本国国有機・総務省消防庁貸与/埼玉県防災航空隊・防災ヘリコプター「あらかわ4」/本田航空株式会社受託運航
殉職者慰霊碑横、出会いの丘場外離着陸場に着陸。
航空隊の皆さんにより、慰霊碑清掃。
慰霊がおこなれました。
埼玉県防災航空隊 山田 勲所長。
埼玉県防災航空隊 有田浩之隊長(派遣元・さいたま市消防局)。
埼玉県防災航空隊 岩崎邦明隊長補佐(派遣元・埼玉西部消防局)。
すみません。これ以降、お名前確認できませんでした。画像のみでのご紹介です。
埼玉県防災航空隊 副隊長。
機長と副機長(どちらも操縦士の方です)。
埼玉県防災航空隊 副隊長。
秩父消防本部消防長 小林消防監(右端)と消防本部の方々。
この事故では、埼玉県防災航空隊隊員以外に、秩父消防本部の大沢 敦消防司令がお亡くなりになられました。
関係者の皆さまの慰霊が終わり、墜落事故の時間である11時03分より一分間の黙とう。※最初だけ撮影させていただき、この後黙とう。
慰霊が終わり、ヘリクルーの皆さんは埼玉県防災航空センターへ。
機長のサムズアップ。
場外離着陸場のマーシャラーもサムズアップでヘリ離陸へ。
ヘリ浮上後、慰霊碑にヘリのノーズを一旦向けて…
ヘリバックで場外離着陸場を離脱。
「あらかわ1」墜落事故殉職者慰霊碑。
彩甲斐街道出会いの丘には休憩施設があり、その担当者の方からのお話によると、慰霊碑が事故の現場方向に向いているとの事でした。
最後に、事故における碑を記させていただきます。
機体
埼玉県防災航空隊・防災ヘリコプター「あらかわ1」/JA31TM/ユーロコプター式AS365N3型
殉職者
埼玉県防災航空隊副隊長 中込良昌 氏(派遣元/狭山市消防本部 消防司令長)
埼玉県防災航空隊 隊員 戸張憲一 氏(派遣元/鳩ケ谷市消防本部 消防司令)
秩父消防本部 消防司令 大沢 敦 氏
本田航空株式会社 機長 松本 章 氏
本田航空株式会社 操縦士 西川真一 氏
このような惨禍が二度と起きないよう、空の安全を願うとともに、登山を楽しむときのマナーを大切にしたいと誓う日となりました。
ご対応いただきました埼玉県防災航空隊の皆さまと彩甲斐街道出会いの丘ご担当者さまに、御礼申し上げます。
最後に、いつもお願いしているお花屋さんより、慰霊の思いを込めた献花を頂きましたので、ご紹介させていただきます。
株式会社 吉田有花園さま(群馬県渋川市)。