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あの日を忘れない20181211

東日本大震災では、消防、警察、自衛隊、医療機関はもちろんのこと、消防団やボランティア活動によって「命」を救われた方が多くいました。
自分が被災地で聞いたことの中に、電話が通じなかった(携帯電話を含む)ため、被災地から発信されたアマチュア無線によって、遠く離れたアマチュア無線家が無線を中継し、人命救助への一助となったことがあったそうです。
被災地から避難し、出身地である群馬県に戻ってきた自分が取得したアマチュア無線の無線局は「免許状に記載された目的又は通信の相手方若しくは通信事項の範囲を超えて運用してはならないこと」と電波法で定められています。しかし、その範囲を超え、「非常通信」とは、災害などの発生時、有線通信を利用することができない場合などにおいて、アマチュア無線を使用して、人命の救助や災害の救援などの通信を運用することができます。

アマチュア無線は趣味の範囲であり、金銭の授受等は一切発生しません。人命救助への一助となる「ボランティア活動」であり、群馬県にも日本赤十字社群馬県支部内に「群馬県無線赤十字奉仕団」が結成され、多くのアマチュア無線家が登録し、訓練を重ね、日本赤十字社の活動を支えています。
先日12月9日(日)、日本赤十字社群馬県支部において、「赤十字防災ボランティア養成研修会」が開催され、受講させていただきました。
赤十字防災ボランティアは、すぐに被災地に行くような活動をするわけではなく、被災地で活動する機関へのバックアップをする位置づけとなっています。また、各地で実施される防災訓練などに参加し、住民の皆さんと共に、防災・減災への意識高揚を図っています。

いつも述べることですが、災害は、いつ、どこで、誰に起きるかわかりません。しかし、こうした活動を通して見識を高めることも、「自分の命は自分で守る」ことができることにつながっていくのではないかと思います。


地域に根差した活動への参加を通し、「あの日」に起きたことを思い起こし、未来への教訓として語り継いでいけたらと思っています。
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2018.7.24

by hiroline200G | 2018-12-11 08:56 | 3.11~あの日を忘れない~

人との出逢いも自然との出逢いも一期一会。


by hiroline200G